2012/2/10
156号
心にしみ入るギター、尺八と二胡の共演
塚原さん夫妻が「二人音(ふたりね)」で第2の人生
 
 
息もピッタリ「二人音」のギターと二胡の演奏
 せつない、やるせない、そんな心をゆさぶる二胡とギターの調べが、一枚のデモCDから流れる。曲は「君は心の妻だから」。演奏するのは、「二人音(ふたりね)」。塚原盛(ギター)さん、塚原晶子さん(二胡)の夫婦デュオだ。
 3月に「時空間I」〜音に魂をこめて〜というタイトルで商品化が決まったこのCDには、他に「君恋し」、「北上夜曲」、「シクラメンのかほり」、「北の旅人」、「つぐない」、「あざみの歌」、「リンゴ追分」と中高年が口ずさむなつかしい歌謡曲。そして盛(せい)さんの尺八、晶子(しょうこ)さんの二胡で「南部牛迫唄」、「津軽山唄」の民謡も2曲入っている。
 「二人音」誕生のきっかけはまさに“ひょうたんから駒”だった。「だって、30年余東京で薬局を経営しているおやじさんでしたから」と盛さん。大型店化の影響で薬局経営も厳しく、廃業を考えていた時、知人に、小学生の頃からクラツシックギターを学び、学生時代にはギター教師も経験、25歳の頃から尺八も習ってきた。晶子さんも東邦音楽短期大学ピアノ科の卒業。二胡との出合いは、中国人の友人の影響で、10年前から中国人の先生に師事してきた。そんな話をポロリとしたところ、「それはおもしろい。ふたりで演奏してみたら」という話に。押し入れでホコりをを被っていたギターを取り出し、30年ぶりに弾いてみた。
 晶子さんがアレンジした二胡との共演も評判がよかった。ほとんどがボランティアで、頼まれると演奏をしてきた。客席を見ると、奏でる音に合わせ口ずさむ人、目に涙を浮かべる人、手をあわせじっと聞き入る人も。
 そんな姿に2人は感動した。娘さんからも「魂を響かせるような音」と好評価。「中高年をターゲットに、心にしみ入る曲を演奏していきたい」という思いは強まる。
 住まいは佐助、「二人音」の名付け親は近所の喫茶店cocokaraのオーナー樋口八也さん。「本当に皆さんの強い後押しがあって、思いがけない第二の人生になりました」と盛さん。
 3月11日には、東京・江戸川区の450人の会場タワーホールで震災複興支援コンサートで演奏。56歳プロとしての本格活動がいよいよ始まる。
 
2011/12/10
155号
鎌倉産新鮮野菜は大人気
今年も盛況でした! 秋の収穫まつり
 
 
 お馴染みとなった秋の収穫まつりが11月27日の日曜日、大船中学校で開
催された。小春日和に恵まれ、9時オープンを待ちきれず三菱電機大船製作所前には車が並び、会場はたちまち人・人・人。
 「採れたてですよ。安くて、おいしいから鍋料理にどう」といった農家の人たちの元気な声に、次々鎌倉産の野菜が売れる。歩を進めると花のコーナー、腰越漁協の海産物販売、2匹の羊まで登場の羊毛手作り品の店、さらに1回100円のお米すくいや1袋詰め放題300円のみかんには長い列が。
 会場人目では津餅搗唄保存会の唄声とともに餅つき実演、からみ餅、きなこ餅がふるまわれ、鎌倉市優良農林漁業者等及び農産物品評会入賞者表彰式会場の体育館には、品評会出品作品の見事な野菜ずらりと並ぶ。
 東日本大震災の復興支援で、福島県、岩手県の物産も販売。売り上げの一部が被災地に届けられる。午後1時、賑やかに秋の収穫まつりは終了。
 
2011/12/10
155号

鎌倉生涯学習センター前で
平和の鐘を鳴らそう!2011
 
 
 国連が2001年から10年間を「世界のこどもたちのための平和の文化と非暴力の国際10年」と定めたが、日本のユネスコ協会も呼応し「平和の鐘を鳴らそう⊥運動がスタートした。鎌倉ユネスコ協会は2004年から参加、今年で7回目。
 11月26日11時30分会場の生涯学習センター前には、平和の鐘となる小さな梵鐘が置かれ、横浜国大附属中学校の生徒が鎌倉市の「平和都市宣亘」、その後、ノーベル平和賞受賞者たちが起草した「わたしの平和宣言」の朗読が、日本語(清泉女子大学)、韓国語とタイ語を(七里ガ浜高校各留学生)、中国語(清泉女子大学留学生)が各国語で読み上げ、それぞれ平和の鐘が鳴らされた。正午には、この運動に参加する市内13の寺院と雪ノ下カトリック教会も平和への祈りと願いを込めて、一斉に鍾を鳴らした。
 玉縄中学校生徒のミュージックベル、第一中学校生徒のトーンチャイムのさわやかな演奏と続き、内海恒雄鎌倉世界遺産登録推進協議会広報部会長が「鎌倉の平和都市宣言は日本初、古都保存法も鎌倉から、このような精神が鎌倉の世界遺産登録にもつながっている」とスピーチ。12時30分に閉幕した。
 
2011/11/10
154号

湘南鎌倉総合病院岡本移転1周年で


「吉川久子のマタニティ・フルートコンサート」開催

 
 
吉川久子のマタニティ・フルートコンサート
 11月5日、湘南鎌倉総合病院が岡本に移転してから1周年を記念し、同院講堂で「吉川久子のマタニティ・フルートコンサート」が開催された。
 鎌倉市に産婦人科はティアラ鎌倉とこの湘南鎌倉総合病院しかない。それも同病院から年間1000を超える赤ちゃんが誕生しているという。そこで、フルート奏者・吉川久子さんが25年余続けてきたマタニティコンサートを1周年記念行事の一つに。鎌倉で育った吉川さんだが、「鎌倉でのマタニティコンサートは初めて」だとか。
 会場は、ご主人と一緒のお腹の大きなプレママ、この病院で出産し1、2歳の子ども連れのお母さんたち、なかには赤ちゃんを抱えたおばあさんの姿も。
 グノーとシューベルトの「アヴエ・マリア」に始まったフルートの調べが会場を包む、時折赤ちやんの泣き声、子どものおしゃべりも加わって、マタニティコンサートならではの和やかな雰囲気。「フルートは母親の声の音域に近く、お腹の赤ちゃんも聞いています」など、演奏の合間の吉川さんのトークに会場のママ、プレママもうなずいたり笑ったり。日本の子守歌、抒情歌、から「新世界」、「白鳥」のフルートの優しい音色とトークで楽しいひとときはあっという間に終わりに。
 ボランティアコンサートにも熱心に取り組んできた吉川さんは、11月29日(日)午後2時から、城廻の介護施設「ささりんどう鎌倉」でも演奏する。こちらも、ささりんどう鎌倉のおとしよりとその家族はじめ、地域の人など誰でも参加できるコンサートだとか。(一般は2000円、問合せ・施設長マシュウさんTEL42−3701)
 
 
 
2011/6/10
150号
 
 去る5月29日、雨に濡れるバラの庭に包まれた鎌倉文学館で、鎌倉俳句&ハイク年間大賞(平成22年2月1日〜23年1月末)の授賞式が開催された。全投句数8、137句の中から最優秀賞に選ばれたのが、標題の兵藤寿憲さんの句。
 「私は円覚寺の上の高野台に住んでおり、散歩すると円覚寺から読経や木魚の音が聞こえてくる
のですよ。この句は秋の澄み切った朝詠みました。こんな賞をいただいて夢のようです」と語る兵藤さんは、俳句歴約40年、85歳。足腰は弱ったが、数年前まで車も運転していたという。
「朝早くおいしい空気を吸いながら腰痛体操しています。吟行であちこち行くし、仲間と話すのが大好き」。句会では、皆から頼まれ司会も詠み合いもするのだとか。
 実は兵藤さんは短歌もつくる。実朝祭でも何度も人選しており、ご主人を亡くされた悲しみを句歌集「死別を超えて」にまとめ出版したことも。
 友人、知人は全国に。それどころか外国からの来客も多い。「千客万来なんですよ」とやさしい笑顔。縁側からは真正面に富士山が。富士山を見ることのない九州や北海道の知人から頼まれ、正月は富士山の句や歌をつくり送っているそうだ。
 「でも、最近は言菜がなかなか出て来ないのよ。師匠から言われた継続は力をモットーに句作に取り組んでいます」。
 とはいいつつ最近発表の平成23年度春季 鎌倉俳句&ハイク(季節「春」)に投句した「喝采を浴びて古刹の大桜」が人選した。
 
 
 
2011/4/10
148号
 
 

 鎌倉通″の登竜門ともいえる鎌倉検定。今年で5回目を迎える。検定受験生の予備校的存在が検定市民の会で、「歩き学び塾」を開催。この鎌倉検定を仕掛け市民の会代表をつとめる大津さんにお話を…。

 きっかけは家族で訪れた京都旅行。そこで京都検定の存在を知る。「鎌倉でもやったら面白そうね」と話がはずみ、賛同者とともに「鎌倉検定の実現を目指す会」を立ち上げた。「全国に鎌倉フアンを増やし、市民には鎌倉の魅力を再発見してもらう。そのツールになればいいなと」。
 やる以上は鎌倉商工会議所主催でなければということから商議所、市、観光協会などに働きかけ実現に。
こうして2007年第1回鎌倉検定がスタート。検定ブームのさ中ということもあり、受験者は1248人にも上った。
 スタートを機に目指す会″も市民の会に名称変更、3級合格者を増やし、検定の底上げを図ろうと「鎌倉検定歩き学び塾」を発足させた。毎月第一土曜日、午前中が学び塾、午後が歩き塾で、市内の神社仏閣、名所を講師とともに見学する。70名の塾生の3分2は男性、中高年が多い。
 「歴史好きは男性の方が多いのでしょうね。」
 今年で3年目になるが、「最近は予備校化しているかな」とも。大津さんも昨年検定に挑戦、見事3級合格を果たした。
 7月には第5回鎌倉検定試験が実施され、9月に新しい塾生も募集。
 「若い人、女性などもっと裾野を広げたい」。
 しかし、ブームが去り、近年は検定受検者も減り気味。鎌倉を良く知るフアンを1人でも多く増やしていくためにも、ブームで終わらせたくないという思いが強い。「資格取得者に何か特典がつく仕組みが作れないかなと思っているんです」。
新潟生まれ、鎌倉が大好きで銀行マンのご主人大津定博さん(鎌倉ガーディアンズ、犯罪から鎌倉を守る会代表)を説得、遠距離通勤を強いてまで埼玉から引っ越してきた大津さん。「尽きることのない鎌倉の魅力を掘り起こし、伝えるためにも検定をもっと実のあるものにしていきたいですね」と目を輝かせた。

鎌倉検定市民の会
TEL080−6658−9257

 
 
 
2010/10/10
143号
 
   
copyright (C) YUUGISHA. CO.,LTD All Rights Reserved
about us/自費出版